色の名前《IL NOME DEL COLORE》

【ピアチェーレ カラー スタジオ】大阪 淀屋橋 パーソナルカラー・骨格スタイル分析スタジオ のつれづれ

かんずりの赤と白

仕事で色を扱う我々でも、つい口にしてしまう「綺麗な色」「汚い色」という言葉。

でも、色には綺麗も汚いもありません。あるのは「美しくない配色」「ふさわしくない色使い」
綺麗じゃないなと思っても、あわせる色を変えてみたり、面積バランスを変えることで見違えるように美しくなることがあります。

…といいつつ いつも思うのは「色の中の色」「最も美しい色」と言えば 白・黒・赤
そう思うのはわたしだけでしょうか?

人類学者バーリンとケイの研究によると世界の言語における色彩語の発展は
白・黒黄・緑青…という普遍的な順序があるということですが これも関係あるのかもしれません。

特にこの三色は面積のコントラストをはっきりつけたほうが 美しく感じます。
「喪服の黒と白い襟、足袋」「舞妓さんの白い肌と真っ赤なおちょぼ口」「ショートケーキのたっぷりの生クリームと一粒のイチゴ」「花嫁衣裳の真っ赤な色打ち掛けと中からのぞく白無垢」などなど


突然ですが「かんずり」ってご存知でしょうか?(ホント突然で スイマセン
我が家の冷蔵庫には常備していて、お鍋には欠かせない調味料です。

唐辛子、ゆず、麹、塩から作られますが 皆さんよくご存知の柚子胡椒とは似て非なる調味料。Wikipediaによりますと…

かんずりとは唐辛子を雪の上にさらして、アクが取れ辛味が柔らかくなったものをすりつぶし、麹と塩、ゆずなどを加えて熟成させて作る。かどが取れた円い辛味と塩気、麹の甘み、ユズの香りとがよく調和した辛味調味料である。鍋料理のポン酢醤油に加えたり、焼肉、冷奴、ラーメンの薬味など、幅広い料理に用いることができるほか、そのままなめて酒の友とする。(Wikipediaより引用)

この「かんずり」が作られるのを もう20年以上前にテレビで目にしたことがあります。
その頃は「かんずり」という名前も知らず、実物を手にするのはそれから10年以上
経ってからのことでしたが、お店で見つけたとき「あ!コレは確かテレビで見たヤツだ!!」と小躍りしました。

どうして名前も生産地さえも知らない調味料を 何年も覚えていたかと言うと、その衝撃的な
世にも美しい製造工程が脳裏に焼きついていたからです。

雪さらし
越後の雪深い冬に唐辛子の仕込(雪さらし)が行われます。
真っ白な雪の上に真っ赤に熟した唐辛子を撒いて、3日程さらすのです。
すると唐辛子のアクが抜け、甘味が増すんだとか…。
その光景が、本当に怖いほど美しいのです。
白と赤のコントラスト「色の中の色」
やっぱり白と赤は贔屓目で見てしまいます。

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