色の名前《IL NOME DEL COLORE》

【ピアチェーレ カラー スタジオ】大阪 淀屋橋 パーソナルカラー・骨格スタイル分析スタジオ のつれづれ

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金魚の色覚

先日コチラでもアップした「アートアクアリウム展 大阪・金魚の艶」でのこと…

金魚の入れられた水槽はLED照明で色がかなり変化するので、慣れるまでは少し目が疲れます
でも、本当に美しい演出で時間を忘れる程でした。

ぼーっと眺めていると、隣に居た大学生くらいのカップルの会話が耳に入りました。

「こんなに色が変わったら、金魚もストレス溜まるだろうね」
「え?金魚は色見えないし大丈夫じゃない?」

さて、金魚は色が見えないのでしょうか???


結論に行くより前に、まず我々人間が色を感じる仕組みを紐解いてみましょう。

色(光)を感じる細胞には2種類あり、杆体と呼ばれる明るさを感じる細胞と
錐体と呼ばれる色みを感じる細胞です。

錐体は、反応する光の波長によってさらに分類され、我々人間の場合は三種類。
主に赤を感じるもの、緑を感じるもの、そして青を感じるもの
その三つの反応の違いによって色みのちがいを感知しています。
いわゆる3色型色覚ですね。

さて、ほかの動物はどうでしょうか?

人間に最も近いと考えられるおサルさんは錐体を2種類しか持たない、2色型色覚。
その他の多くの哺乳類も2色型です。いわゆる色盲のような状態で色をよく区別できません。


では、魚は?金魚は?

種類にもよるそうですが、なんと4色型色覚もしくは3色型色覚を持つと言われています。
そういえばルアー(擬似餌)も派手でカラフルなものが沢山ありますよね。
我々よりも、彩り豊かな世界を感じていると言えるかもしれません。

ただし、視力は悪いようなので、あまり見えていないのが実際のところでしょう。
しかし、あの光の変化は相当なストレスのはず。

アートアクアリウム展は来週月曜(21日)までの開催です。

終わってしまうのは寂しいけれど、金魚さんたちがあのストレスから開放されると思うと
ひと安心でしょうか???


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金継ぎ~リピテーション~

「もの作り」や「工芸」が大好きです。
とにかく何でもやってみたいタチ(笑)

金継ぎも始めて3年半になります。

馴染みのない方も多いと思いますが、金継ぎとは割れた器を修復する技術。

割れた部分は本漆を接着剤として、欠けた部分は本漆に骨材と言われる粉を練り込んだパテを用いて
元の形通り直してゆきます。

そして、最後に接着した部分や埋めた部分に金や銀などを蒔き、美しく再生させる。
そんな技法です。

主に価値の高い骨董などに施す物ですが、さすがに3年半も続けるとネタ切れ。

お友だちの家で発見した真っ二つに割れたお皿を奪ってきました。

接着した部分の装飾に、金を使う?銀やホワイトゴールド?
カラーコーディネートが重要です。

悩んだ末の完成品がコチラ
kintsugi1
(クリックすると拡大します)

色彩構成やデザインの技法として知られるリピテーション(※)を応用してみました。

ゴールドのラインだけだと、いかにも「継ぎました!」とそこだけが目立つので、
同じゴールドを桜の花にも施してリピートしています。
そうすることで、一体感が生まれました。

桜の花びらはゴールドだけだと、平面的になるので、中心部分にかけてホワイトゴールドの
グラデーション(ぼかし)を施しています。

kintsugi2
(クリックすると拡大します)

カラーの知識は使ってこそ、意味のあるもの。
日常のちょっとしたところでも活用してみてくださいね。

金継ぎのご用命も承っております。割れた器、欠けて破片をなくした器も綺麗に修理して
また使えるようになりますよ
(場合により、数ヶ月かかることもありますが、お待ちいただける方は左のお問い合わせ欄よりどうぞ)


※本来のリピテーションは、あるデザインや配色を全く同じ形で何度も繰り返すものです。
繰り返すことにより、調和しにくかったデザインや配色もなじみが生まれます。

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手術着の色~カラーコンディショニング~

歯医者さんに行ってきました。

大学病院の歯科に新設された、『近未来歯科医療センター』なる
最先端医療も行う部屋での小手術です

テレビドラマで見るようなオペ室に寝かされ、頭上には超明るいライト
腕には、血圧計を常時付けられ、
歯科医師2名・看護師(?)3名、合計5名での2時間にも及ぶ手術と相成りました。
しかぁし!当の本人、局部麻酔でにも関わらずぐっすり寝てしまう始末

担当医によると、抜歯などもその部屋でするらしいですが、
気の小さい人は入っただけで気絶しそうな、たいそうな部屋でした。

さて、本題!(前置き長いよ

普段は白衣の先生方のいでたちが、レモンイエローのエプロン状の手術着でした。
「手術着と言えば、ブルーかグリーンのはず

色彩の講座の中では、極力お話するエピソードです。

まずは、下の画像【1】を1分ほど眺めてみてください、
その後【2】にすぐに視線を移してください。真ん中の黒丸を見るといいでしょう。

【1】赤いハート
【1】一分眺めたら、すぐに下の【2】を見に行ってくださいね

【2】
【2】


いかがでしたか?
こんな色のハートが見えたでしょうか?

補色残像


コレは、補色残像といわれるもので、
一定時間特定の色に注目した後、他に目を移すと、見ていた色刺激とは反対の色(補色)が
残像として現れる現象のことを言います。

手術中、医師が常時目にするのは血の赤ですから
先ほどご覧頂いた、薄い青緑の残像が視線の先につきまとうことになります。

そこで、手術着をおなじみのブルーやグリーンにすることによって、目立たなくするという
効果があるのです。

グリーンの上の補色残像


これは、カラーコンディショニング(色彩調節)の代表例で、
「色の生理的・心理的効果を利用して、疲労を和らげたり、快適性を向上させる」効果があります

では、レモンイエローの手術着の意味は
最近、医療系ドラマでも目にする、パープルやワインカラーの白衣の目的は


不思議な色を見ると「なんで」と考える職業病

答えは、親しみやすさや、個性を出すためですって。
素敵な色だし、情緒的にはいいけれど、機能性を考えると少し合点がいかないかも…

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